米バイオ医薬品メーカー、モデルナのヌーバー・アフェヤン会長は、トランプ政権によるワクチン政策の変更について、科学全体に対するより広範な攻撃の一部であり、まだ始まったばかりだとの認識を示した。

同社の共同創業者でもあるアフェヤン氏は12日、サンフランシスコで開催されたJPモルガン・ヘルスケア会議に合わせて実施されたインタビューで、現時点の標的は小児用ワクチンやメッセンジャーRNA(mRNA)かもしれないが、今後はあらゆる分野に広がる可能性があると警告。「『なぜこんなことが起きているのか』だけでなく『どこで止まるのか』を問わなければならない」と語った。

また、政権の新たなワクチン規制と米国立衛生研究所(NIH)の予算削減など他の政策との関連性が十分に認識されていないとの懸念を表明した。

さらに「ワクチンは医薬品の一形態であることに変わりはない」とし、別のカテゴリーとして区別しようとする動きは「ナンセンス」だと一蹴。「病気の発症を遅らせたり予防したり、その影響を軽減したりする方法を可能にした科学は、がん治療や肥満治療薬に使われたものと全く同じだ」と語った。

バイオテック企業への投資や創出を手掛けるベンチャー・キャピタル(VC)、フラッグシップ・パイオニアリングの創設者でもあるアフェヤン氏は、これはワクチンの問題にとどまらず「はるかに大きな問題だ」と強調した。

アフェヤン氏は同日公表した年次書簡で、研究資金の回復や優秀な国際研究者の確保を阻害しているビザ(査証)に関する政策の是正などにより、米国は状況を改善できると述べた。

原題:Moderna Chair Says US Assault on Science Is Just Beginning (3)(抜粋)

--取材協力:Jessica Nix.

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