再稼働を目指す新潟県の柏崎刈羽原発をめぐり、東京電力ホールディングスは来年1月20日に原子炉を起動すると発表しました。

東京電力ホールディングス 小早川智明 社長
「来年1月20日に原子炉を起動し、実際に蒸気を使用した状態でプラントの健全性を確認いたします」

東京電力ホールディングスの小早川社長は、きょう(24日)午後、会見を行い、柏崎刈羽原発の6号機の原子炉を1月20日に起動すると発表しました。

会見に先立ち、東京電力は原子力規制委員会に「使用前確認変更申請」を提出。認可されれば、蒸気でタービンを回して発電するなど、設備の動作確認が可能になります。

小早川社長は「スタートラインに至ったところで、これからの取り組みが重要」と話しました。

柏崎刈羽原発の再稼働については、きのう地元・新潟県の花角知事が「了承する」と国に伝えていて、東日本大震災以降、「東電の原発」が初めて動き出すことになります。