(ブルームバーグ):19日の債券相場は上昇が予想される。日本銀行の約1年ぶりの利上げは織り込み済みで、利上げ後はイベント通過による安心感から買いが優勢になる。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、日銀は景気を熱しも冷やしもしない中立金利について「これまでの推計を変更せず、先行きの利上げについてもタカ派に傾斜する可能性は小さい」と指摘。会合と植田和男総裁の会見を経て相場はいったん買われると見る。同時に為替相場の円安が進むことや財政拡張懸念によりこの買いは続かず、利回り曲線のスティープ(傾斜)化が続くとみている。
佐野氏の新発10年国債利回りの予想レンジは1.935-1.975%(18日は1.965%で終了)、先物中心限月3月物は133円22銭-133円49銭(同133円34銭)。
先物夜間取引で3月物は18日の日中取引終値比1銭高の133円35銭で終了した。18日の米10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.12%程度で引けた。
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