19日の東京株式相場は反発する見込み。米国で11月の消費者物価指数(CPI)が予想外に鈍化して利下げ観測が強まったほか、ハイテク株に見直し買いが入ったことで投資家心理が改善する。

米CPIは政府機関閉鎖の影響で留意すべき点はあるものの、市場では好意的に受け止められた。米国と同様に国内でも半導体・人工知能(AI)関連が買われやすい。

日本銀行はきょう金融政策決定会合の結果を発表し、午後に植田和男総裁が会見する。政策金利を現在の0.5%程度から0.75%程度に引き上げる見通しで、市場では今後の利上げのペースや余地を見極めたいとの雰囲気がある。

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

  • 米国市場が落ち着いてハイテク株が軒並み反発したため、国内でもAIや半導体関連の値がさ株主導で日経平均はしっかり上がるだろう
    • 前日に上昇した内需関連株は相対的に見劣りする可能性
  • 日銀会合については利上げ路線の継続が市場で織り込まれており、株式市場の反応は限定的で為替も大きく動かないだろう
    • 中立金利で新しいレンジを出したり下限を上げたりすればサプライズだが、そうする材料がなく可能性は低い

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