総務省が発表した11月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合が前の年の同じ月より3.0%上昇しました。2か月連続で3%台の高い伸び率です。
上昇率は3.0%だった10月から横ばいで、食料の値上げなどをうけ3%台の高い伸び率となっています。
特に値上がりが止まらないコメ類は37.1%上昇したほか、▼コーヒー豆が51.6%、▼チョコレートが26.7%、▼鶏卵が12.8%、▼鶏肉が9.8%と大幅に上昇しました。
通信料は大手通信事業者の料金プラン改定による実質的な値上げなどの影響で14.5%上昇したほか、インバウンド需要の高まりを背景に宿泊料は9.2%上昇しました。
一方、今年はじまった年収がおよそ910万円以上の世帯に向けた高校授業料の支援制度によって、高等学校授業料はマイナス94.1%となりました。
また、大みそかの暫定税率廃止に向けてガソリン価格を段階的に下げるための政府による補助金の影響もあり、ガソリンは0.9%減少しました。
【日銀利上げも止まらぬ円安】エコノミスト・末廣徹/ハト派“すぎて”長期金利2%超/債券市場は「植田総裁を信用していない」/次の利上げはアメリカ次第【The Priority】