米連邦捜査局(FBI)のダン・ボンジーノ副長官は、1月に退任する意向を表明した。同氏は右派系のポッドキャスターからFBI幹部に起用された経歴を持つ。

X(旧ツイッター)への17日の投稿で「志を持って仕える機会を与えてくれたトランプ大統領、ボンディ司法長官、パテルFBI長官に感謝したい」とした上で、「何より、米国民に仕えるという特権を与えてくれたことに感謝する」と記した。

トランプ大統領は同日、アンドルーズ空軍基地で記者団に対し「ダンは素晴らしい仕事をした。自身の番組に戻りたいのだろう」と述べ、退任を事前に示唆していた。

事情に詳しい関係者によると、ボンジーノ氏の在任期間は波乱の連続だった。ジェフリー・エプスタイン事件の捜査手法を巡り、ボンディ司法長官やホワイトハウス高官らとの対立が続いていた。

今回の退任はトランプ政権の法執行機関内に潜む緊張を浮き彫りにしている。パテル長官も係争中の事件に関する情報をSNSに投稿したとして批判を受けている。

原題:FBI No. 2 Official Bongino to Exit Post After Rocky Tenure(抜粋)

--取材協力:Wendy Benjaminson、Jordan Fabian.

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