ウクライナの和平計画をめぐり、アメリカとウクライナの代表団がドイツで2日連続となる協議を行いました。アメリカ側は「多くの課題で合意に達した」としています。

アメリカとウクライナによる和平計画をめぐる2日目の協議が15日、ドイツのベルリンで開かれました。アメリカからはウィットコフ特使やトランプ大統領の娘婿のクシュナー氏らが参加し、ゼレンスキー大統領らと協議を行いました。

アメリカ政府関係者は協議について「非常に前向きであり、多くの課題で合意に達した」としたうえで、「トランプ大統領もとても満足している」と明らかにしました。

焦点の1つとなっているロシアの再侵攻を防ぐための「安全の保証」については、同盟国への武力攻撃を同盟全体への攻撃とみなす「北大西洋条約第5条」に準ずるかたちとすることを協議。

アメリカ政府関係者は「この案をロシアに受け入れさせられるとトランプ大統領は確信している」と強調しました。

領土問題や経済復興策なども話し合われたとしていて、今後、高官同士に加えて、実務者での協議を続けていくとしています。