国の行政機関で自由な競争を促す独占禁止法などを扱う公正取引委員会が新たな庁舎に移転しました。

1947年に独占禁止法が制定されるとともに設置された公正取引委員会は、1994年から千代田区霞が関の庁舎を使用してきました。きょうから港区虎ノ門の新庁舎に移転しました。

移転は国の「庁舎使用調整計画」の一環で、手狭になりつつある霞が関の各中央省庁のスペースを確保するために行われました。

新庁舎の場所にはもともと国立印刷局が入った建物がありましたが、再開発に伴って解体され「虎ノ門アルセアタワー」が建設されました。印刷局に割り当てられたスペースのうち、使用しない部分が国に返還されたことを受け、今回、公正取引委員会や人事院などが移転することになりました。

公正取引委員会では、2月初旬にかけて部局ごとに順次移転していくということです。