林総務大臣は去年の衆議院選挙で支出した「労務費」について、「実態に合致しない領収書が11人分、提出されていた」と明らかにしました。

この問題は去年の衆議院選挙で、林総務大臣側がポスターの維持・管理などの名目で支出した「労務費」をめぐり、領収書の支払先とされた人の中に「お金を受け取っていない人がいる」などと報じられたものです。

林総務大臣はきょう、「現在精査中」とした上で、実態と合わない領収書が選挙管理委員会に提出されていたと明らかにしました。

林芳正 総務大臣
「11名分の領収書に関しましては、必ずしも実態に合致しない領収書が出納責任者に提出され、他の正規の領収書と共に選挙管理委員会に提出してしまったことが判明いたしました」

林大臣は「不適正な支出とは認められなかった」とし、速やかに収支報告書を訂正するとしています。