10日の東京株式相場は小幅に反落する見込み。中国当局が米エヌビディアの人工知能(AI)用GPU(画像処理半導体)「H200」の利用許可の制限を検討していると伝わり、関連銘柄の重しになる。

前日に買われていた半導体関連が売られやすい半面、為替の円安進行で自動車など輸出関連の一角に買いが入る可能性がある。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、先々の利下げ確率を見極めたい投資家の間で様子見姿勢が強まり、値動きは限定的になりそう。

東洋証券の大塚竜太ストラテジスト

  • FOMC待ちできょうはレンジの中でもみ合うだろう
  • 次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補への期待で利下げ観測が高まっていたが、米国景気は良く追加利下げが必要ではない状況に見える-利下げ観測が後退すれば株式市場では利益確定売りが出そう
  • 為替が円安に振れており、輸出関連株などに買いが入りやすい

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2025 Bloomberg L.P.