大規模な洪水被害などが起きたタイ南部の豪雨被災地に対し、日本政府はJICA=国際協力機構を通じて援助物資を供与しました。
タイの首相府ではきょう、日本から援助物資を供与する式典が開かれ、タイのアヌティン首相や日本の大鷹正人大使などが出席しました。
テントや毛布、浄水器などを含む援助物資がJICAを通じて、きのうから順次、被災地に届けられています。
タイ南部で発生した豪雨災害では、大規模な洪水に襲われたハートヤイを中心に170人以上が死亡しました。
JICAタイ事務所の作道俊介所長は、日本からのいち早い国際支援にアヌティン首相が謝意を述べたことを明らかにしたうえで、今後も被災者の生活再建などに向けた支援が必要になるとの考えを示しました。
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