低賃金・人手不足の実態、最大1万9000円賃上げも「まだ大きな格差」
藤森祥平キャスター:
悲痛な声の数々が、訪問介護の現場から聞こえてきました。

厚労省は、2025年度の補正予算案に約2.3兆円を計上しています。その中で介護分野などの支援として3281億円。そして介護職員への賃上げということで、月額で最大1万9000円(12月〜2026年5月)を盛り込むことが決められています。
取材をした事業者からは…

訪問介護事業者「チャット・ケアすずらん」板持眞一代表
「ないよりはいいが、他の産業とはまだ大きな格差がある。この金額では結局、人手不足の解消にならないのではないか」
介護職の平均賃金は、他の産業に比べて約8万円低いという現実をしっかり受け止めなければいけません。