香港のマンションで起きた大規模火災をめぐり、香港政府の監督責任を問う声があがっています。当局はこうした動きに神経をとがらせています。
記者
「こちらでは被災した住民のために、衣服などが無料で配布されているということです」
これは火災があった現場の近くで、マンションの住民にボランティアが支援物資を配布している様子です。夜になると、配布が行われている広場には大勢の警察官の姿が。ボランティア活動を警戒しているようです。
そして、翌日。
記者
「こちらの広場、きのうは支援物資の配布が行われていたのですが、今は何もなくなってしまいました」
関係者によりますと、29日、警察が物資を撤去するよう求め、配布活動が中止されたということです。
理由について一部の香港メディアは、警察が「2019年に起きた大規模デモの参加者が紛れ込み、政府を批判することを警戒している」と報じています。
さらに、香港メディアによりますと、マンション火災をめぐり「政府の責任者に対する調査と責任の追及」を求め署名活動を行っていた男性1人が、「市民を扇動した」として、29日、警察に逮捕されたということです。
中国政府の出先機関である国家安全維持公署の報道官は29日、談話を発表。「中国に反対し香港を乱そうとする勢力が、うその情報を流し香港政府への恨みを煽り立てている」と警戒感を示し、香港政府に取り締まりを強化するよう促しました。
今回の大規模火災をめぐり香港政府の責任を問う声があがり始めるなか、警察当局は政府への抗議活動につながる動きを徹底的に封じ込める構えです。
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