木原官房長官はきょう、ICAO=国際民間航空機関の理事会議長に日本人としてはじめて大沼俊之氏が選出されたことについて「歴史的にも極めて意義深い」と歓迎しました。

航空分野の国際ルールなどを定める国連の専門機関「ICAO」は現地時間の26日、大沼俊之氏を理事会議長に選出したと発表しました。日本人の選出は初めてで、大沼氏の任期は来年1月から3年間です。

木原稔 官房長官
「アジア大洋州地域は同機関の約80年の歴史の中で、理事会議長を排出していない唯一の地域であり、今回の大沼氏の選出は歴史的にも極めて意義深いものであり、これを歓迎いたします」

大沼氏は1992年に当時の運輸省に入り、国土交通省の航空局次長など、航空分野の要職を歴任しました。

木原官房長官は大沼氏の選出について、「歴史的にも極めて意義深い」と歓迎した上で、航空分野における日本の国際的な信頼と存在感がさらに高まり、日本の経済安全保障の進展や経済外交力の向上にも寄与すると強調しました。