地元の人が気づかない“価値”を観光資源に

山形キャスター:
三浦半島の「地域まるごとホテル」の取り組みは、三浦市だけでなく横須賀市エリアでも行われています。

横須賀市にある浄楽寺は、800年以上の歴史があり、国指定の重要文化財の仏像も安置されている、由緒あるお寺です。

泊まれるのは、築100年以上の建物を改装した部屋で、昔ながらの雰囲気を味わうことができます。
食事は近くのレストランで、地元の食材を使った料理が楽しめます。

宿に泊まるとできる特別な体験が、まず朝の読経です。さらに仏像を彫ることもできます。こうして歴史や文化に触れあって、地域の魅力を感じてもらいたいということです。

出水麻衣キャスター:
海外の人が大好きな体験じゃないでしょうか。まさに今流行りの「マインドフルネスを実践できる」ということで、打ち出すべきですね。

「The HEADLINE」編集長 石田健さん:
こうした、地元だとなかなか(価値に)気付けていないものを、どうやって広げていくかというところで、まだまだやりようがありそうですね。

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<プロフィール>
石田健さん
ニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長
鋭い視点で政治・経済・社会問題などを解説