アメリカのトランプ大統領は14日、コーヒー豆など、輸入に依存する幅広い農産物について「相互関税」の対象から除外する大統領令に署名しました。この措置は、現地時間13日午前0時すぎにさかのぼって適用するとしています。

トランプ政権はこれまで、関税による物価上昇の影響は一時的だ、などと説明していました。

しかし、国民の間で根強い物価上昇への不満が高まっていて、先週行われたバージニア州やニュージャージー州での知事選挙では、与党・共和党の候補が敗北する大きな原因になったともみられています。

来年11月の中間選挙を見据えて関税政策の修正を迫られた形です。