アメリカのトランプ政権は14日、関税をめぐる交渉でスイスと合意に達したと発表しました。現在、スイスには39%という高い関税が課されていますが、15%まで引き下げるということです。

アメリカ政府などの発表によりますと、スイスからの輸入品に課している「相互関税」を39%から15%に引き下げるほか、スイスがアメリカに対し、5年間で2000億ドル=およそ30兆円規模の投資を行うことなどで両国が合意したということです。

アメリカ通商代表部のグリア代表は合意について、「医薬品などの分野におけるアメリカの貿易赤字削減に貢献するスイスの大規模投資を歓迎する」としています。

また、リヒテンシュタインに対する関税も15%への引き下げで合意したということです。