ウクライナの首都キーウなどにロシア軍によるドローンやミサイルあわせて400機以上を使った大規模攻撃があり、少なくとも8人が死亡しました。

ウクライナ空軍によりますと、ロシア軍が13日夜から14日にかけて首都キーウや南部オデーサなどに19発のミサイルと430機のドローンを使い攻撃を行いました。

キーウでは集合住宅や学校など数十棟が被害を受けていて、非常事態庁によりますと、これまでに6人が死亡、およそ30人がけがをしました。

また、オデーサでも2人が死亡、10人がけがをしています。

ゼレンスキー大統領はSNSで、ロシアが「市民や民間インフラに最大限の被害を与えるため、緻密に計算された攻撃を実行した」と非難した一方で、夜間に新型の長距離巡航ミサイル「ロング・ネプチューン」でロシア領内の目標を攻撃したと明らかにしました。

一方、ロシア国営のタス通信によりますと、ロシア南部・黒海沿岸のノボロシスク港で14日未明、石油貯蔵施設などがドローンの被害を受け、4人がけがをしました。

ウクライナ軍による攻撃とみられ、ロイター通信によりますと、この攻撃により、ノボロシスク港では石油の輸送が停止されたということです。