アメリカのトランプ政権が長期滞在を目的とするビザの発給を審査する際、がんや糖尿病、肥満などを発給拒否の要件に加えたことが分かりました。

複数のアメリカメディアによりますと、国務省は先週、各国のアメリカ大使館に対し、ビザの発給を審査する際、申請者の健康状態を考慮するよう指示したということです。

がん、糖尿病のほか、肥満や高血圧などもビザの発給拒否の要件となりうるとしています。

国務省のピゴット副報道官は報道を認めたうえで、「アメリカの移民制度が納税者の負担にならないような政策を実行していく」と強調しました。

ビザ発給の際に健康状態が考慮されるのは、長期滞在を目的とするビザで、観光など短期滞在用のビザは対象外とみられます。