(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムは13日、低軌道衛星ブロードバンドネットワーク「プロジェクト・カイパー」の名称を「Amazon Leo(アマゾンレオ)」に改めると発表した。衛星通信サービスの拡大を進め、イーロン・マスク氏の衛星通信サービス「スターリンク」との競争を本格化させる。
発表資料で、カイパーという名称は当初から開発初期段階でのコードネームとして使用していたと説明。新たな名称は「われわれのネットワークを支える低軌道(Low Earth Orbit=LEO)衛星配置へのシンプルな敬意を込めた名称だ」とした。
アマゾンは2019年に低軌道衛星プロジェクトを発表しており、現在150基の衛星を打ち上げ済み。最終的に3200基超のネットワーク構築を目指している。ただサービスはまだ開始されていない。
Amazon Leoは、すでに約9000基の衛星を有し、世界で600万人超の利用者を抱えるスペースXのスターリンクと競合することになる。
アマゾンによると、Amazon Leoはジェットブルー・エアウェイズやL3ハリス・テクノロジーズなどの顧客企業と契約を結んでいる。
原題:Amazon Rebrands Kuiper ‘Leo’ as It Scales Up Satellite Service(抜粋)
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