アメリカでチャットGPTとのやりとりが原因で自殺したとして、死亡した4人の遺族が開発元のオープンAIとサム・アルトマンCEOを提訴しました。

原告側の団体やアメリカメディアによりますと、6日、西部カリフォルニア州の裁判所に提訴したのは、今年6月から8月の間に自殺した4人の遺族です。

4人は17歳から48歳の男性で、遺族らは「チャットGPTによる過度な共感などが心理的依存を助長し、有害な妄想や自殺につながった」と主張しているほか、オープンAIが他社との競争で優位に立つため、「安全性テストの期間を意図的に短縮した」などと非難しています。

オープンAIはCNNの取材に対し、「非常に痛ましい出来事で、訴状を確認し、詳細の把握につとめている」などとコメントしています。

チャットGPTをめぐっては、8月にも16歳の少年がやりとりの影響で自殺したとして、両親がオープンAIとアルトマン氏を提訴しています。