(ブルームバーグ):7日の債券相場は上昇が予想される。雇用市場の減速を示す民間の経済指標を受け米国の長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する。残存期間5年超15.5年以下の流動性供給入札を無難にこなすとの予想も相場を支えそうだ。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米国市場がリスクオフの動きになったため、きょうの債券相場は上昇すると予想。この日実施される流動性供給入札については、無難に通過するとみている。
佐野氏の新発10年国債利回りの予想レンジは1.655-1.675%(6日は1.68%で終了)、先物中心限月12月物は135円94銭-136円18銭(同135円89銭)。
先物夜間取引で12月物は6日の日中取引終値比15銭高の136円04銭で終了した。6日の米10年国債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.08%程度。
米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、企業が10月に発表した人員削減数は同月として過去20年余りで最多となった。
流動性供給入札
- 対象は残存期間5年超15.5年以下
- 発行予定額は6500億円程度
- 備考:流動性供給の過去の入札結果(表)
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