アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談が30日、韓国で行われます。両者の対面での会談は、第2次トランプ政権発足後初めてです。

アメリカのホワイトハウスは、トランプ大統領が中国の習近平国家主席と30日の午前11時から韓国で会談すると発表しました。

両者が対面で会談するのは第2次トランプ政権の発足後初めてで、中国によるレアアースの輸出規制をめぐり、アメリカが100%の対抗関税に言及するなどして高まっていた両国の緊張が緩和に向かうのかが焦点です。

ベッセント財務長官は、中国側がレアアースの規制導入を1年間見送る一方、アメリカ側も関税を発動しないことで合意できるという見通しを示しています。

また、トランプ氏は29日、合成麻薬「フェンタニル」のアメリカへの流入をめぐり、中国側が規制強化を実施するとの見通しを示し、アメリカ側も現在、中国に課している20%の追加関税を引き下げる可能性に言及しました。

一方、中国が統一の圧力を強めている台湾の問題については「話し合うかどうかすら分からない」と話しています。