ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカがロシアの石油会社2社に科した制裁によりロシアは石油輸出が5割減り、月に7600億円あまりの減収となる可能性があるとの推計を示しました。

これは、ゼレンスキー大統領が27日に公開されたアメリカのニュースサイト「アクシオス」へのインタビューで語ったものです。

ウクライナが推計したところによりますと、ロシアの石油会社2社に対するアメリカの新たな制裁により、ロシアは石油輸出が5割減り、月に最大50億ドル=およそ7640億円の減収となる可能性があるということです。

石油はウクライナ侵攻を続けるロシアの主な収入源となっていて、ゼレンスキー氏は「新たな制裁はロシアの軍事力に打撃を与えるだろう」としています。

また、ゼレンスキー氏はロシアへの圧力強化のため、巡航ミサイル「トマホーク」などの兵器を供与するようアメリカに改めて求めました。