アメリカのトランプ大統領は22日、来週、韓国で行う予定の中国の習近平国家主席との首脳会談で「少なくともレアアースについては合意できると思う」と話しました。

レアアースをめぐっては中国が輸出管理の強化を発表し、アメリカが強く反発していましたが、首脳会談で緊張緩和に向けた合意ができるとの考えを示したかたちです。

また、トランプ氏は▼中国がアメリカ産大豆の購入を停止している問題や、▼核軍縮をめぐっても合意に達する可能性があると話しました。

そのうえでトランプ氏は習氏に対して、ウクライナに侵攻しているロシアからの石油の購入を停止するよう求める考えを示しました。

アメリカは、ロシア産の石油の購入がウクライナ侵攻を経済的に支えていると問題視し、各国に停止を求めています。

そのうえでトランプ氏は習氏がプーチン大統領に対し「大きな影響力を行使できると思う」と指摘し、首脳会談でロシアとウクライナの戦闘の終結について話し合う意向を表明しました。