ロシア西部の空港近くでドローン攻撃があったと、地元知事が明らかにしました。前日には2つの空軍基地が攻撃を受けたと発表されたばかりで、ロシア国内では批判の声も出るなど衝撃が広がっています。

ウクライナとの国境に近いロシア西部クルスク州の知事は6日、空港の近くでドローンによる攻撃があり、石油貯蔵施設が炎上したと明らかにしました。

ロシアでは5日、2つの空軍基地で爆発があり、国防省はウクライナ側のドローン攻撃を受けたと発表したばかりです。

いずれの基地もウクライナとの国境から数百キロ離れていることなどから、国内の軍事専門家らから「ロシアのすべての防空体制が疑問視される」などと批判する声が出ています。

プーチン大統領は6日、安全保障会議を開催し、国内の安全確保について議論したということで、基地への攻撃を受けた対応を協議した可能性もあります。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「最も困難な状況にある東部の部隊は、我々の最強の部隊だ」

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、東部ドネツク州のロシア軍との戦闘の前線に近い都市スラビャンスクを訪問し、兵士を激励しました。