中国の「ゼロコロナ」政策に、さらに緩和の動きです。北京市は6日からスーパーなどに入る際にPCR検査の陰性証明が必要なくなったと発表しました。

北京市が6日発表した新たな対策では、スーパーやオフィスビルなどに入る際に、PCR検査の陰性証明を提示する必要がなくなりました。

規制緩和策の一環として、政府はPCR検査場の数を減らしていますが、スーパーやオフィスビルに入る際には陰性証明の提示が義務付けられていたことから、数少ない検査場を求めて市民の長蛇の列ができ、不満の声があがっていました。

今回の政策は、こうした市民の不満を緩和する狙いがあるものとみられます。

一方、営業が再開できることになったレストランやカラオケ店などのほか医療機関、高齢者施設、さらに幼稚園や小中学校などに入る際には48時間以内の陰性証明が必要で、まだ全面的な緩和にはなっていません。