韓国軍は、北朝鮮が2日連続で日本海上の南北の緩衝区域に向け砲撃を行ったと明らかにしました。

韓国軍の合同参謀本部によりますと北朝鮮は6日午前、南東部・江原道の高城付近から日本海に設けられた南北の緩衝区域に向け数十発の砲撃を行いました。

韓国政府関係者によりますと、韓国軍とアメリカ軍は軍事境界線近くの地域で多連装ロケット砲などの砲撃訓練を実施。これに対し北朝鮮軍は「敵が前線に近接する一帯でロケット砲などを発射する状況が捉えられた」として「警告目的で海上に実弾を砲撃するよう命令した」と発表していました。

北朝鮮は5日も緩衝区域に130発あまりの砲撃を行い、韓国軍は「南北の軍事合意違反」だとして北朝鮮に対し即時中断を求める警告を数回行っていますが、2日連続での砲撃となります。