ヨーロッパ各地で不審な無人機が確認されていることを受けて、ドイツの国防相は今後数年間で100億ユーロ、日本円でおよそ1兆7000億円を拠出し防空能力を強化すると表明しました。

ピストリウス国防相
「ドイツは今後数年間、予算案に基づき、攻撃や防衛のため、あらゆる種類の無人機に約1兆7000億円(100億ユーロ)を拠出します」

NATOの国防相理事会に出席したドイツのピストリウス国防相は15日、このように話し、無人機による防空能力を強化すると表明しました。

ドイツのミュンヘン空港では今月2日、複数の不審な無人機が目撃され、空港の一部が閉鎖、デンマークやノルウェーでも確認されています。

ピストリウス氏は、ロシア軍の無人機が領空内に侵入したポーランドの北部に、戦闘機ユーロファイターを派遣する計画も明らかにしました。