イスラム組織ハマスは、新たに人質4人の遺体を返還しました。一方、停戦が続くパレスチナ自治区ガザですが、イスラエル軍が住民を攻撃し、6人が死亡しました。

ハマスは14日、ガザで拘束していた人質4人の遺体を新たに返還しました。

前日には、和平計画に基づいて生存する人質20人を解放しましたが、遺体については返還が遅れています。

いまも20人の遺体の引き渡しが完了していないものとみられ、イスラエルのカッツ国防相は「いかなる遅れも重大な違反となり、適切な対応が取られることになる」と警告しました。

ガザは2年間におよぶ戦闘で荒廃し、遺体の居場所が分からなくなっている可能性も指摘されていて、引き渡しの完了には時間がかかるものとみられています。

こうしたなか中東アルジャジーラによりますと、イスラエル軍が14日、ガザの住民を攻撃し、6人が死亡しました。

イスラエル軍は合意した撤退ラインまで下がっていますが、ガザでの駐留を続けていて、軍は攻撃について「住民が部隊に接近したためだ」と主張しています。