野党の動きです。先ほど、総理大臣指名選挙での野党一本化を目指す立憲民主党の呼びかけで、日本維新の会、国民民主党との幹事長会談が行われました。

午後5時から始まった立憲民主党と日本維新の会、国民民主党の幹事長会談。目的は来週予定される総理大臣指名選挙での野党候補一本化に向けた協議です。これに先立ち、立憲民主党の野田代表は…

立憲民主党 野田佳彦 代表
「政権交代できたのが1993年と2009年。自民党から政権を奪えたというのは十数年に1回しかなかなかチャンスはめぐってこない」

野党での連携を呼びかける立憲民主党は、幹部の会合で総理指名選挙をめぐる対応を野田代表に一任することを決めました。ただ、国民民主党の玉木代表は野党がまとまった行動を取ることに慎重な姿勢です。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「基本政策の一致が、仮に政権をともにすることであれば不可欠。やはり一致させておかないと政権もガタガタします」

国民民主党は連携の条件として、立憲民主党に対し安全保障などの基本政策を転換するよう求めていて、それができなければ総理指名選挙で野党候補を一本化することには応じない構えを見せています。

こうした国民民主党の姿勢に、立憲民主党からは不満の声が。

立憲民主党幹部
「玉木代表は何を迷っているのかわからない。たかだか20数名の党なのに、ずいぶん高飛車で偉そうじゃないかと怒っている人が多いよ」

今後の党首会談を見据え、試金石となる幹事長の会談。政権交代に向けた動きは前に進んだのでしょうか?