高市トレードで弾みがついた株価は、きょうも勢いがとまりません。日経平均株価は4万8000円台を回復して午前の取引を終えました。

きょうの東京株式市場で、日経平均株価は取引開始直後から上げ幅を拡大し、一時、700円を超える大幅な値上がりとなりました。

自民党の高市新総裁への期待から上昇基調が続いていた株価ですが、午前は前日から670円高い、4万8405円で取引を終えています。幅広い銘柄が買われましたが、特に相場をけん引したのは半導体関連株です。

前日のニューヨーク市場でハイテク株が値上がりし、ナスダック総合指数が過去最高値を更新したことを背景に、東京市場でもソフトバンクグループや東京エレクトロンなどに買い注文が先行しました。

市場関係者は、このところの急速な株高について「市場はやや楽観的」と指摘したうえで、上昇基調が続くかどうかは「国内の政治情勢や日米の金融政策次第では調整が入る可能性もある」との見方を示しています。