今年のノーベル化学賞は、京都大学の北川進特別教授ら3氏が受賞した。スウェーデン王立科学アカデミーが8日発表した。金属有機構造体(MOF)の開発が評価された。

受賞者は北川氏のほか、オーストラリアのメルボルン大学のリチャード・ロブソン氏と米カリフォルニア大学バークレー校のオマー・ヤギー氏で、賞金1100万クローナ(約1億7800万円)を共同で受け取る。

選考委員会によると、北川氏らはガスやその他の化学物質が通過できる大きな空間を持つ分子構造体を作り出した。委員会は、「この構造体である金属有機構造体は、砂漠の空気から水を取り出したり、二酸化炭素を回収したり、有毒ガスを貯蔵したり、化学反応を触媒したりする用途に利用できる」と説明した。

原題:Three Share Nobel in Chemistry for Metal-Organic Frameworks

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