ゼロコロナ政策に対する抗議活動が行われた中国。北京などではきょうから、公共交通機関でのPCR検査の陰性証明が不要になりました。ただ、一貫性のない緩和の方針に混乱も生じています。
記者
「乗客の数が増えたように感じます」
北京市ではきょうから、地下鉄やバスなど公共交通機関を利用する際にPCR検査の陰性証明が不要となりました。上海市でも、公共交通機関や公園、屋外の観光地での陰性証明の提示が不要となるなど、緩和の動きが進んでいます。
一方で混乱も生じています。けさ、北京市内にできた長い行列。氷点下にもかかわらず、多くの人がPCR検査を待っています。
北京市民
「仕事は再開しましたが、48時間以内の陰性証明が必要です。検査場が少なく不便です」
北京市はここ数日、PCR検査場を次々と閉鎖していますが、オフィスビルやショッピングモールでは依然、陰性証明の提示を義務付けているため、PCR検査場を求めて市民が長い行列を作らざるを得ない事態となっています。

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