北朝鮮の金正恩総書記が5000トン級の新型駆逐艦を視察しました。北朝鮮メディアはその様子を大々的に報じています。

朝鮮中央通信によりますと、金正恩総書記は5日、最新兵器の展示会「国防発展2025」の参観日程の一環として、5000トン級の新型駆逐艦「崔賢」を視察しました。金総書記が駆逐艦へ乗り込み、艦内の設備を見て回る写真も紹介されています。

韓国メディアは「崔賢」について、今年4月に進水した新型駆逐艦と報じていて、北朝鮮メディアは「超音速戦略巡航ミサイル」や「戦術弾道ミサイル」などの兵器システムを搭載しているとしています。

金総書記は、「朝鮮労働党の創建80年を迎える歴史的な年に完成した非常に強力な軍艦は、主体的武装力の強化・発展の明確な証明である」と主張。そのうえで、「海軍の強大な実力は敵の挑発を徹底的に抑止し、行使されなければならない」と述べ、海軍戦力の拡大成長に取り組むとの姿勢を強調しました。

韓国メディアは、北朝鮮では今月10日の朝鮮労働党創建80年に合わせて大規模な軍事パレードが開催されるとも伝えていて、新たな兵器が公開されるのかどうかも注目されています。