東欧チェコで下院総選挙が行われ、ウクライナ支援に否定的な最大野党のポピュリスト政党が勝利し第一党になりました。過半数の議席は獲得しておらず政権発足に向けて連立協議が行われます。
東欧チェコで4日、下院総選挙が行われ、最大野党のポピュリスト政党が得票率34.5%を獲得し、フィアラ首相率いる中道右派の与党連合を抑えて第一党になりました。
勝利したポピュリスト政党は「チェコのトランプ」ともいわれるバビシュ前首相が率いていて、これまでチェコが主導していたウクライナへの弾薬供与を止めると訴えていました。
ロイター通信によりますと、バビシュ氏率いるポピュリスト政党は定数200のうちおよそ80議席を獲得する見込みですが、過半数には達しておらず、今後、反EU、反NATOを掲げる極右政党などと連立を組み、政権を発足できるかが注目されます。

中国残留孤児の80年 「二つの祖国に感謝を」