「パフ・ダディ」の名で知られるアメリカ音楽界の大物プロデューサーが売春に関与した罪で有罪評決を下された事件で、ニューヨークの連邦地裁は4年2か月の拘禁刑を言い渡しました。

この裁判は音楽界の大物プロデューサー、ショーン・コムズ被告(55)が売春に関与した罪で有罪評決を下されたものです。

現地メディアによりますと、ニューヨークの連邦地裁は3日、コムズ被告に対し4年2か月の拘禁刑を言い渡しました。

判事は「被害者に回復不能な損害を与えた」と指摘したうえで、「女性に対する搾取と暴力は大きな責任を問われると示すために相当な量刑が必要」と説明しました。

量刑言い渡しを前にコムズ被告の子供6人が出廷して寛大な量刑を求めたうえ、コムズ被告は自身の行動について「恥ずべきもので病的な行為だった」などと述べ、被害者らに謝罪したということです。

「パフ・ダディ」の名で知られるコムズ被告は、1990年代からラップ歌手として活躍、人気歌手のマライア・キャリーさんらのプロデュースも手掛けました。