イランのペゼシュキアン大統領は国連総会で演説し「核兵器を製造するつもりはない」と訴え、イランへの制裁復活の手続きを進めるヨーロッパ3か国やアメリカを批判しました。
記者
「イランのペゼシュキアン大統領が登壇しました。制裁復活が迫るなか、何を語るのか注目されます」
イギリスなどヨーロッパ3か国が進めるイランへの制裁復活が日本時間28日に迫るなか、イランのペゼシュキアン大統領は国連総会で一般討論演説を行いました。
そのなかで、ペゼシュキアン氏は「イランは核兵器の製造を求めたこともないし、今後求めることもない」と訴え、核開発は平和目的だと改めて強調。そのうえで、制裁復活の手続きは「違法な措置で正当性もなく、国際社会から承認されない」と主張しました。
また、シリアのシャラア暫定大統領も演説に臨み、独裁政権の崩壊後、国際社会に復帰しつつあると説明。各国に対し、制裁を完全に解除するよう求めました。加えて、イスラエルによるガザへの攻撃にも触れ、「この地域に新たな危機が生まれている」として、国際社会に支援を求めました。
シリアのトップによる国連本部での演説はおよそ60年ぶりです。

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