アメリカのトランプ大統領が、イスラエルによるパレスチナ自治区・ヨルダン川西岸の併合を認めない方針を、イスラム諸国の首脳らに伝えたと報じられました。

アメリカのニュースサイト「ポリティコ」は、トランプ大統領が23日に行ったサウジアラビアなどイスラム諸国8か国の首脳らとの多国間会談で、イスラエルによるヨルダン川西岸の併合を認めない方針を伝えたと報じました。

イギリスやフランスなどが相次ぎパレスチナを国家承認したことを受けて、イスラエル国内ではヨルダン川西岸の併合を求める声が出ていて、ネタニヤフ首相が併合の機会と捉えている可能性があるとも伝えています。

ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ氏は29日にネタニヤフ氏と協議し、併合を認めない方針への理解を得たい考えだと8か国の首脳らに説明し、支持を得たということです。