オーディション番組がきっかけで、アイドルグループへの推し活にこれまで使った金額の平均、「約26万円」。推し活のきっかけのひとつになっている「オーディション番組」ですが、ハマるワケを見ていきます。

原石を見つけられるのがオーディション番組の醍醐味?

出水麻衣キャスター:
オーディション番組は最近「サバイバルオーディション番組」、通称“サバ番”とも呼ばれています。古くは「スター誕生!」、平成でいうと「ASAYAN」など、熱中した方も多いのではないでしょうか。

参加者はデビューをかけて歌やダンスなど厳しい審査に挑み、この過程が面白いということで再び人気が出ています。

番組で31人に調査したところ、オーディション番組きっかけで推し活に使った金額は平均26万円でした。ある20代女性は8年間TWICEを推していて、遠征費なども含めるとこれまでに400万円もお金を使っているということで、平均金額を押し上げています。

なかには、ただ番組を見て推しているだけであまりお金は使っていないという方もいますが、かなり高額を使って応援している方もいるようです。

日経トレンディ2025年6月号の上半期ヒット大賞(エンタメ)では、「timelesz project」がランクインしていました。見ていた方はいらっしゃいますか?

会社経営者・投資家 池澤摩耶さん:
大好きです、オーディション番組は私の心のインフラです。タイプロ(timelesz project)も大好きですし、ノノガ(No No Girls)も好きです。

井上貴博キャスター:
池澤さんが特にハマった、タイプロならではの部分というものはあるのでしょうか?

会社経営者・投資家 池澤摩耶さん:
オーディション番組は、未上場株みたいなものです。

タイプロに関していうとデビューまでの人数が多かった分、未上場株の見つけ方、マニアック感がたまらなく面白くて、「誰が上場するんだ」「私が見つけた」みたいになりました。上場してから活躍したときの心のリターンも最高です。

出水キャスター:
いろいろな見方がありますよね。

timelesz projectはNetflix国内ランキングでもたびたび1位を記録し、既存のアイドルファン以外も取り込む社会現象になりました。

なぜ人気か、日経トレンディの山口佳奈記者に聞くと「甲子園などのように、日本には『がんばっている若者を応援する』文化が根付いている』とのことです。

先ほど、まさに池澤さんがおっしゃっていたことですが「原石を見つけられる」ほか、「デビュー前から応援できる」といったメリットも大きいようです。