北朝鮮の金正恩総書記が国内の演説で「韓国との統一は不要で向き合うことはない」と述べたことについて、韓国政府は「北朝鮮の体制を尊重し、長い目で南北間の敵対を解消していく」とし、引き続き南北関係の改善に取り組む姿勢を示しました。
北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、20日から首都・平壌で開かれた最高人民会議で金正恩総書記が重要演説を行い、「韓国の歴代大統領が追求することをうんざりするほど目撃してきた」「韓国と向き合うことはなく、一切相手にしない」などと述べました。
これを受け、韓国政府は22日、「北朝鮮側の体制を尊重し、吸収統一を追求することはなく、敵対行為をする意思はない」との立場を示しました。
そのうえで、「長い目で南北間の敵対を解消し、平和的関係への発展を進めていく」として、引き続き南北関係の改善に取り組んでいく姿勢を見せました。

旧統一教会トップの韓鶴子総裁が逮捕状審査に出席へ