アメリカのトランプ大統領が「国防総省」の名称を「戦争省」に変更する大統領令に署名することが分かりました。
ホワイトハウス当局者によると、トランプ大統領は5日、「国防総省」の名称を「戦争省」に変更する大統領令に署名するということです。
アメリカの国防総省は1789年に「戦争省」として設立されましたが、第2次世界大戦後に陸軍や空軍と統合され、1949年から現在の名称に変更されています。
この問題をめぐっては、トランプ大統領自身が「第1次世界大戦と第2次世界大戦に勝利した時には“戦争省”と呼ばれていた」などと名称の変更に意欲を示していました。
一方、ウクライナの和平をめぐり、トランプ氏は近く、ロシアのプーチン大統領と協議する意向を明らかにしました。
停戦に向けた動きが停滞しているウクライナ情勢について、「予想よりも難航しているが、必ず成し遂げ、解決する」と述べ、プーチン大統領との協議を通じ、和平を実現させると強調しました。
また、トランプ氏はフランスのマクロン大統領らヨーロッパ首脳と電話会談を行い、中国がロシアのウクライナ侵攻を経済的に支えていると指摘し、「中国に経済的な圧力を加えなくてはならない」と強調しました。

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