園長「保育士が子どもを叩くなんてことは常識の範囲外」

実は、担任の保育士らは以前から問題の保育士が泣いている子どもの頭をつついて、牛乳を無理やり飲ませている様子などを直接目撃。園長にも報告していたというのです。

担任保育士
「クラスからパート保育士を外してもらえないか園長に相談したところ『人数がいたほうがいいからそのまま部屋にいてもらうよう』園長から指示がありました。
やっぱり子どもたちに怪我をさせてはいけないし、危ない目にあわせてはいけないので、声を上げて自分たちのなかでは上げてきました。
こういうふうに本当に至らない私達の3人の責任であると、本当に叩いたりとか本当にやってはいけないことが起こっていて、本当に本当に心から申し訳ない気持ちで本当におります」
一方、園長は「注意はした」といいますが、事件が発覚するまでパート保育士をクラスから外してはいませんでした。

園長
「長年保育園をやってきて、保育士が子どもを叩くなんてことは常識の範囲外。想定外のことなんです。
申し訳ないけどクラスを任せたら、その3人とか4人で協力しあって保育をすすめていくというのが保育の原則です。それが守られなかったというのが私には想像できなかったです」

園は取材に対し、「園児の安全と保護者様から信頼して頂けることを第一に考え、再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。
10月から始まる保育施設職員の通報義務。虐待防止に向けて何が変わるのでしょうか。