アメリカ西部カリフォルニア州の議会は来年の中間選挙を前に、連邦議会下院の選挙区割りの変更を問う住民投票を行うことを決めました。先にテキサス州で区割り変更を決めた共和党に対抗する形です。
カリフォルニア州議会は21日に行われた採決で、来年の中間選挙で争われる連邦議会下院の選挙区割りの一時的な変更を問う住民投票を、今年11月4日に行うことを決めました。
中間選挙をめぐっては、トランプ大統領に促される形で、南部テキサス州の州議会下院が20日、共和党優勢の選挙区を5つほど増やした新たな区割り案を可決しています。
カリフォルニア州では独立組織が区割りの権限を持っているため、住民投票では州議会が提案する区割り案を一時的に認めるかが問われます。
新たな区割り案では民主党有利の選挙区が増やされていて、テキサス州での優勢を無効化する狙いがあります。
今回の動きは民主党による共和党への対抗措置で、ニューサム知事は「トランプの不正を阻止するチャンス」「火で火を消す時が来た」としていて、対決姿勢をあらわにしています。

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