18日の中国株式相場は上昇。上海総合指数が10年ぶりの高値で引けた。豊富な資金を持つ本土の投資家が買いを入れており、米中間の貿易摩擦が緩和に向かう中で株高が進んだ。

上海総合指数は0.9%高の3728と、終値としては2015年8月以来の高値を記録。ブルームバーグの集計データによると、トランプ米大統領が今年4月に包括的な関税措置を発表し、世界の金融市場が混乱してから、約20%の持ち直しとなった。

トランプ氏は先週、中国に対する関税停止措置を90日間延長し11月10日まで継続する大統領令に署名したと発表した。

 

中国10年国債利回りは18日、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.78%。30年債利回りは6bp上昇して2.11%となった。30年国債先物は今年3月以来の大きな値下がり。中国人民銀行(中央銀行)は最新の金融政策報告で、積極的な金融緩和に踏み切ることに慎重な姿勢を示している。

原題:Chinese Stock Index Rises to Decade High as Investors Dump Bonds(抜粋)

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