ウクライナの首都キーウなど各地にロシア軍による300機を超えるドローンを使った大規模な攻撃があり、子どもを含む6人が死亡しました。
ウクライナ空軍によりますと、ロシア軍は30日夜から31日にかけ、ウクライナに対し、300機以上のドローンやミサイル8発を使った攻撃を行いました。
攻撃は主に首都キーウを狙ったものだとしています。
キーウ市当局などによりますと、集合住宅が破壊されるなどして、6歳の男の子を含む6人が死亡、80人以上がけがをしました。
ゼレンスキー大統領はこの攻撃について「平和への願いに対する見せしめの殺りくだ」としたうえで、「ロシアを交渉の場に着かせるために必要な手段はすべてパートナー国の手の中にある」として、ロシアが停戦交渉に応じるよう、改めて各国へ協力を求めました。
ゼレンスキー氏は30日に、アメリカと兵器に関する大型取引で基本合意に達したと表明。取引の詳細は明らかにしませんでしたが、「アメリカの対応を高く評価する」としたうえでロシアへの圧力を強化する必要性を訴えました。

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