カナダのカーニー首相はパレスチナ自治政府の改革などを前提に、パレスチナを国家として承認する意向を示しました。G7=先進7か国で国家承認の方針を明らかにしたのは3か国目です。

カナダ カーニー首相
「民間人の苦しみが深刻化する中、平和と安全、人間の尊厳を守るための国際的な協調行動に一刻の猶予も許されない」

カーニー首相は30日、パレスチナを国家として承認する意向があると表明しました。

国家承認は今年9月に開かれる国連総会で行うとしていて、承認の前提として、パレスチナ自治政府が改革を進めて総選挙を実施し、パレスチナを非武装化することを求めています。

パレスチナを国家として承認する意向を表明したのは、G7の中ではフランスやイギリスに続きカナダが3か国目で、イスラエルに対する圧力が国際社会で広がりをみせています。