“カタい”から大ヒット続々

出水キャスター:
様々な商品の食感や感触を、今までの価値から少しずらして、“ガッチガチで肉厚”にすることで、大ヒット商品が数々生まれているんです。

まずひとつが、「ハードタイプのグミ」です。

「UHA味覚糖」が2023年の12月に発売した「忍者めし 鉄の鎧」という商品です。

そもそもハード食感のグミを鎧のようにカタい糖衣でコーティングして、2段階の食感が楽しめます。

担当者の方は「販売しても1週間ほどで店頭からなくなってしまう状況が続いており、ご迷惑をおかけしております」と謝罪する状況が生まれるほど品薄になっています。

そしてもう一つが、「カタい」でヒットしたTシャツです。

「ドン・キホーテ」が2024年の10月から販売している「エレファントTシャツ(半袖)」です。「立つTシャツ」としても、キーワードになっています。

“ヘビーウェイト”Tシャツといい、生地が分厚いことに加えて、糸の太さが一般的なものに比べておよそ倍になっていて、パーカー程の厚みになっています。

生地が厚くて丈夫なので、▼透けずに、▼型崩れもせず、▼シルエットがキレイというのが人気の秘訣だそうです。2024年の10月から2025年6月までで、売り上げ2.5億円の大ヒットとなっています。

今までの基準から硬さを変えるだけでヒット商品が生まれる、ちょっとユニークなトレンドでした。