(ブルームバーグ):英銀バークレイズは3日、アジア太平洋地域の投資銀行部門について、一連の幹部変更を発表した。5月にアビナシュ・タクル氏が同部門の責任者に就任したことを受けたもの。
発表資料によると、現在オーストラリア事業を統括しているリチャード・サッチウェル氏が、アジア太平洋地域の資本市場ファイナンス責任者に就任する。同氏は豪州の投資銀行部門責任者も兼務していたが、新たな役割のためにシンガポールに異動し、アジア太平洋全域のデットファイナンス・エクイティーファイナンス取引を統括する。
また、東南アジアの投資銀行責任者イーチン・テイ氏は、アジア太平洋地域の企業の合併・買収(M&A)責任者を兼務する。
タクル氏は発表資料で「アジア太平洋は当行のグローバル成長計画に不可欠だ。このチームがわれわれの野心の次の段階をけん引する」と説明した。
バークレイズはここ数年、全社的なリターン増強の取り組みの一環として、投資銀行事業を刷新している。債券資本市場(DCM)での強みで長く知られてきた同行は、エクイティーファイナンスや助言業務の強化も目指している。
日本の投資銀行部門を率いる大塚雄三氏と、大中華圏の同部門を統括するレイモンド・ユー氏は留任する。
原題:Barclays Revamps Asia-Pacific Investment Banking Leadership Team(抜粋)
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