「キャラクターというドル箱」広がる“キャラクタービジネス”

出水キャスター:
今回注目したのは、「キャラクターというドル箱」です。
「矢野経済研究所」が発表している「国内のキャラクタービジネスの市場規模の推移」を見ると、2024年度で2兆7464億円ということで、(この金額は)大阪関西万博の経済効果の規模とほぼ同じぐらいだということなんです。
そうした中、キャラクタービジネスに参入しようという動きも加速しています。

「伊藤忠商事商社」が、いま人気のパンツ一丁のピンクのうさぎのキャラクター「おぱんちゅうさぎ」のライセンスを、次々と取得していまして、商品化・グッズ販売・コラボグッズ販売などを、各地域で進めていこうとしています。
【伊藤忠商事と「おぱんちゅうさぎ」の動き】
2024年10月:アジア地域(日本と韓国を除く)で独占ライセンスを取得
2025年5月:北米地域で、商品化に関する権利取得
2029年までには、キャラクタービジネスで流通総額1000億円を目指しているということです。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ京さん:
発想力があっても、どう売れるかはやはり分からない。ただ、今は情報が世界中に知れ渡ることができるから…。もう「すごいな」としか思えないですね。
出水キャスター:
専門家の人に聞きましても、キャラクターを入口に企業を知ってもらえますので、宣伝には非常に効果的だということでした。
==========
<プロフィール>
田中ウルヴェ 京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰